こんばんは。先程から雨が降ってきた。今日は令和2年度の行政書士試験の本試験やったんですが、武漢ウィルスの影響もあって各会場は大変やったみたいです。幸い少し暖かかったので空気の入れ換えなどによる受験生の方への影響はそれほどなかったかも知れませんね。
今年の問題が入手できたんで民法と商法を早速やってみました。民法はともかく商法・会社法は商業登記のことまで聞いてるなって感じで司法書士の受験生やないとキツいかも。
第27問の制限行為能力者は平易なんで答えは出たと思う。ただ設問3で迷ってしまった。補助開始の審判は同意を要する旨の審判か、代理権を付与する旨の審判どちかと一緒にやらんとアカンけど、最初この設問読んだときにはどっちも一緒(つまり3つ一緒)にやらんとアカンように読めた。引っかけなんやろうかって思ったんよね・・・。
第28問は占有改定について。4種類ある「引渡し」のうち「占有改定」だけ含まれませんというケースがあって、それを知ってますかという問題。「即時取得」は有名やけど、「質権の設定」も含まれる。答えは出るけど、質権の方を知らんかったら難しいかも。設問イのみ占有代理人について聞いてるが、ちょっと迷ってしまった。
第29問は根抵当権。これ司法書士の受験生しか知らんって。とにかく抵当権の処分が出来ない、附従性がない、登記せんとどうにもならんよって知識だけで解けるかどうかなんやけど・・・。今回設問3の前半部分で迷ってしまったら無理かも。
第30問は選択債権。第3者、債務者、債権者の順に選択権がうつるってのと、不能になったときにどうなるのかっていう基礎的な知識ではあるが、こんなマイナー論点出すか?
第31問は債務の引受け。これはいい問題や。
第32問。同時履行の抗弁権。同時履行の抗弁権って表形式で覚えてると割と素直に答えは出ると思うけど、設問1が厳しいかも。なんとなくひっかかりそう。
第33問。オーナーチェンジの問題。アパートの所有者が変わった場合の手続きを思い浮かべれば答えは出るかも知れんが、難しいかも。
第34問は医療契約の注意義務。こんなん知らんって。なんとなく設問3~5は削除できる。設問1と2を見比べてどっちが正解か。どっちも怪しい。でも設問1の全国一律ってところがやっぱりおかしいかなって・・・。設問2の「~といって」というキーワードも正解を導いてるっぽいし。
第35問。改正論点の特別養子。だけど改正点やないところが出てる。設問オは引っ掛けやね。でもそれ以外は平易やから答えは出るか。
第36問。商法から運送ですか・・・。よくこんなん出すよね。知らんわって感じ。設問イ~エは知らんでもなんとなく判断できると思う。で設問アとオで迷う。運送人が免責されるのに不法行為の方を追求されると・・・、困る。ってことで答えはなんとか出るか。
第37問は会社の設立。行政書士も設立に搦むことが多いからよく出題されるんやろうね。でも設問オなんて商業登記法やん。まぁ設問アで軸足ができるから設問ウかエを判断できたらええんやけど・・・。設問ウは変態設立の要件やから知ってる受験生も多いんかな?設問イは公証人の認証がないと無効。これも引っ掛けか?発起人の責任が平成30年に問われてるから周辺知識を押さえてたら答えは出ると思う。設問エは司法書士試験でもよく出題される引っ掛け問題。不成立やから発起人だけやね。
第38問。自己株式の取得。なかなか渋い論点を出す。っていうかここかなりごちゃごちゃしてて司法書士試験でもそれほど出ないし、押さえ切れていない受験生も多いような気がする。設問5の分配可能額を超えて・・・という論点は横断的に押さえる論点やけど、こんなん知らんよな。全部取得条項付き株式の取得とかなんやけど・・・。
第39問は株主総会全般問題。設問1とか、定款に記載してて議決権の数を惑わし受験者を破滅に向かわせる司法書士午後の記述問題の論点やん。でもなんとなく答えは出るんかなぁ?
第40問公開の大会社。司法書士試験でもよくでる引っ掛けやけど、これは行けるんとちゃうかな?種類株式に気付いたらの話なんやけど・・・。
結論として、会社法は取れても第37問の1問かも。第40問はなんとか。民法はそこそこ取って欲しいけど・・・。
それにしても僕も民法、会社法とも記憶が薄れつつあることが自覚できた。なんとか答え出せてるレベルでちょっとヤバいかも。やっぱり勉強は継続やなぁ。