春の陽気!

 おはようございます。今日も暖かい。ここ数日春のような陽気で、着るものに困ってしまいます。昨日も4月後半くらいの感じやったけど、今日はさらに気温が上がるとか。前線がちょうど上空にあるらしく、東京は高気圧側にあるから暖かいが、低気圧側になると大雪。そのまま春になってくれたらええんやけど、明日から前線が南下してきて気温は急降下するとか・・・。

 さて、株主総会の不存在確認訴訟っていうのがある。受験生なら取り消し、不存在、無効とそれぞれの違いを学習するが、まさにそれ。実際に自分のところにそういう案件が来るとは思ってもみなかったけど、ひょんなことから少し足を突っ込むことになった。

 勝手に株主総会を開いて取締役を選任した会社があり、その関係者からの相談がきっかけ。法務局に変更登記申請の添付書面の閲覧方法を確認したことから始まったんやけど、閲覧のハードルが結構高い。訴訟案を添付しろとなってて、それを法務局側で審査してからになると。しかもその結果閲覧不可ということもあるとか。なんというかやったもん勝ちにならへんか心配になるくらい厳しい。

 司法書士は簡裁の代理権はあるけど、地裁の代理権はないし、そもそも相談に応じることもできん。上記案件は地裁案件やし、訴額も総会の決定事項1項目について160万円らしく、訴額からしてもオーバーしてる。訴状を作成するんはええとしても、相談にならないようにするって結構難しいし、正直弁護士にお願いしたいなと思ってた。

 実はその方、別件で弁護士に依頼しているのがあるらしいので(まぁ株主総会を勝手に開くような人が相手やから、別訴があってもおかしくないわなぁ・・・)、正直その弁護士に依頼してくださいという感じやったんやけど、その弁護士とお話ししたところ、訴状の作成はお願いしたいと。ということで、訴状の案を作成し、弁護士に確認していただくということで対応することにした。つづく

認知裁判の書類作成

 こんにちは。昨日からめちゃくちゃ寒い。これからが冬本番とはいえ、受験シーズンでもあるし厳しいな。お客様のなかにも体調を崩されている方もちらほらいるようです。気をつけてください。

 さて、昨年8月に認知裁判の書類を作成したかたがいらっしゃったんですが、ようやく終結しました。日本人の父と外国人の母。宗教上の理由で離婚ができない国とかで、その後別居したあと、別の人との間に子供ができたっていうケース。当然、父も認めているんやけどね。それでも裁判という手続きが必要なんです。

 司法書士は書類作成をするだけなんやけどが、母子が外国にいたりするので、事務所を書類の送達先にしたいという上申書をつけて裁判所に書類を送付。外国人関係の仕事が多い事務所なんで、こういうケース結構あります。

 途中、DNA鑑定とかあったりしてようやく認められたんですが、8月に話があって半年足らず。結構早いと言えば早いんかな?当事者としてはもっと早くして欲しいはずやろうけどね。もう一見同じような案件が進行中。こちらはまだ最初の期日が決まってないからもう暫くかかるやろうなぁ。

2024-01-25 | カテゴリー : 業務関係 | 投稿者 : hiro

合同会社の業務執行社員の辞任

 おはようございます。1月も折り返しを過ぎていよいよ後半に突入です。めちゃくちゃ早く感じますね・・・。

 さて、今日は合同会社の「業務執行社員」のお話。最近の会社設立はほとんど合同会社っていうのは少し前に書いた気がするが、設立したらお仕舞いってこともなく更新されていきます。株式会社同様に役員が入れ替わったり、目的が追加されたり、本店が移転したり。そんななか、業務執行社員を辞めたいというお客さんがいます。

 うちの事務所は入管を取り扱っている関係上、どうしても外国人の法人が多いんですね。経営管理のビザを取得するのに500万円の出資がどうのこうのっていうのは有名で、個人的には最低資本金額が低すぎるような気がしてて、なんでもかんでも「海外では~」と叫ぶ人もここはまったくスルーしてんのが不思議なんやけど・・・。とにかく500万円を資本金として出資したらビザがおりることになってる(おカネの出所とかの問題があるんで、ホントに設立したい方はどうぞ専門家にお聞きください)。

 そこまではまぁいいとして、問題は、他の在留資格で日本に滞在しているのに、業務執行社員に名前を加えてしまう人がいるってことなんです。簡単に副業したいから会社作るって思うんやろうけど、これが問題ってことに後になって気づき、執行者から外してくれっていうことになる。そもそも外国人やから、自分で定款を作ったってことはほぼなく、ほとんどが行政書士が絡んでんやけど、なんで最初にそういうこと指摘せぇへんねやろ・・・。

 前置きが長くなったけど、業務執行社員からただの社員にするという結構シンプルなケース。実はこれなかなか難しいんよね。僕が使ってる業務ソフト「権」では、そもそもそういうケースに対応してないみたいで、自分で申請書を作らんとアカンし・・・。

 いろいろ調べたところ、業務執行権の指定解除と、業務執行社員の辞任というが当てはまりそうということがわかってきた。業務執行社員は会社と委任関係ではないので、辞任というのが当てはまらなそうなんやけど、会社法591条4項に「正当な事由があれば辞任できる」ような記載があるから辞任できると捉えていいようです。定款の変更となるため、総社員の同意書も必要になりますね。どちらか一つでいいように思うけど、実務上両方揃えるようです。

新年を迎えて!

 おはようございます。新年早々大きな災害・事故が立て続けに起こっており、なんとかこれ以上起こらないようにと願わずにはいられませんね。ところでコロナ禍も明けての最初の年というわけで、各団体の新年会や賀詞交歓会の開催案内がどっと舞い込んできています。昨日は新宿区の賀詞交歓会に出席してきましたが、まだ3件ほど参加予定となってますし、ようやく通常に戻ってきたんかなと思えます。

 今年は、相続不動産名義の変更義務化が始まるし、実際に仕事に繋がるかどうかはともかく、新宿支部としても割と忙しそうなことが予想されてます。とはいうものの、事務所経営の方を疎かにはできんので、仕事を増やしたいんやけど、業務の性格上なかなか難しいんよね。うちの事務所でもことあるごとに相続登記義務かとかそういう宣伝はやってるけど、いまのところあんまり効果もない。やっぱり何かしら別の業務でやりながら、そのうちの一部として行政書士なり司法書士なりの資格を生かせるような流れにせんとアカンねやろね。そういうの簡単に思いつかへんねんけど・・・。

 取りあえず、年末から引き続いている案件が数件あるので、それをぼちぼちこなしながら次のことをなんとなく考えてるって感じ。流されとるなぁ・・・。

2024-01-06 | カテゴリー : 業務関係 | 投稿者 : hiro

区分所有の個数

 こんばんは。12月も残り10日。いよいよ年末が押し迫ってきた感がある。そんななか今日も登記申請(補正)。なかなか決済の新規案件は取れんけど、相続や抵当権の抹消という案件はそこそこある。決済に比べて時間に融通が利くから気分的には楽やね。

 今日は抵当権の抹消の話。抹消登記は1筆1000円。抵当権が複数の不動産にまたがっていて、一発で抹消するとしても不動産の個数だけカウントされる。受験生なら誰でも知っている(はず)。そして、20個以上になったら、そこで打ち止め。つまり21個の不動産に共同抵当権が設定されてて、それを一括で抹消するんやったら2万円の登録免許税で済むんやね。これも受験生屋ったら誰でも知っている。

 さて、じゃあ区分所有の場合はどうやろか。敷地権の有無で、保存登記が違ってきて云々っていうのは試験問題でよくありがちやけど、今回は抵当権を抹消する場合のお話。土地と建物の合計2筆に住宅ローンが設定されててそれを抹消するのと同じで、敷地権がついてても2筆分でカウントされる。ここまでは受験生なら誰でも知っていると思う。

 今回、問題となったんが、高層マンションの事例。マンションの1階とかにある会議室とか、管理人室とかが細かな持分で共有されてて、それぞれに敷地権がついている。で、建物だけで11筆ある。区分所有やから土地含めて22筆やなとカウントし、20筆を超えるから登録免許税は2万円ってことで申請したところ補正通知がやってきた。

 12000円なんで8000円多く払い過ぎやで。と。

なんで、12000円なん。少なくなるんはええんやけど、理由がわからん。法務局のホームページを探し回ってもまったくわからん。で、しばし熟考した末にはたと気付いた。土地は1個(筆)やん!建物11筆+土地1筆の合計12筆。なるほどなぁ。ちょっと感動したなぁ。これ試験問題で出されたら間違える人続出かも(そんなことないか・・・)。

一般社団法人が増えてきた?

 おはようございます。12月に入ってすでに4日。日中は少し暖かいかなっていう日もあるけど、朝晩は冷え込みが厳しいな。先週も専門家集団合同相談会の打ち上げがあったんやけど、夕方店へ移動するときには結構寒くなってたし。それにしても今年もあっという間に終わりそうです。

 さて、なんか最近一般社団法人のお話が多い。外国人による設立がほとんどなんやけどなんでなんやろ。少し前から会社設立は合同会社に重心が移ってたけど、それが一般社団法人に切り替わりつつあるような感じ。資本金がないってことと、税金がかからない部分があるってことなんやろうか。ただ、外国人が在留資格を取得するために設立する場合、いくら資本金がいらんっていっても別のところで証明が必要になるんで、あんまり意味がないような気もするんやけどなぁ。やっぱり税金がかからん部分があるってことが魅力なんやろか。

 税金がかかるかからんってところは、設立前にお客さんに一通り話しするんやが、細かなところはやっぱり税理士に聞いてってお願いすることなるんで、なかなかワンストップってことが難しいんよね。我々が説明できるのは非営利の部分があるかないかによって税金が変わってくるところがあり、そのためには制度設計をしっかりやらなアカンってことくらい。

 先月設立したばかりの一般社団があるんやけど、その運営について相談問い合わせがあり、今週税理士を含めて対応することになってる。記帳会計はご自身で行うとしても、行政書士としては顧問という形で仕事につながればええんやけどね。どうなんやろ。

9月も終わり

 こんばんは。秋分を過ぎて1週間少し。10月に入っています。かなり涼しくなってきて過ごしやすいですね。そうこうするうちに忘年会とかやってきて、気付いたらあっという間に今年も年末とか・・・。

 最近は合同会社とか株式会社設立のお話が結構あります。今までもあったけど、外国人による設立が急に増えてる感じがしますね。円が安くなっているっていうのもあるのかも知れんけど・・・。一昔15万必要やったところが、10万って感じやから外国人からしたらやっぱり安く感じるよなぁ。逆に日本人は海外旅行も高くて行かれへんようになってきてるけどね。やっぱり議員さんになるしかないんかなぁ・・・。

 それはさておき、来年から相続登記の義務化が始まります。司法書士会でも相談が増えるはずと睨んでて、支部でも相談が増えるだろうっていうお話をされてます。ただ個人的にそれに対するアクションがあるかっていうと、ないことはないかなってレベル。相続で相談に来られた方がいても、義務化については、そういえばそういう制度になるしねっていうような具合。あくまでもついでな感じ。

 相続土地国庫引取もなかなかお話に結びつかんね。研修は割とあるんやけど。また配偶者居住権も実はやったことがないし。。。制度が変わって仕事に結びつくかと思ってもそうは問屋が卸さず。まったく違うところに仕事の需要がある。

東京都行政書士会の市民相談センター

 おはようございます。昨日は暑かった。午前中は気温は少し低いかなって思ってたけど、午後気温が上がり、しかも湿度が高い。行政書士会館へ何度か往復したので汗びっしょりになってしまった。

 昨日は東京都行政書士会で市民相談センターの試験と面接があったので行ってきた。新しく内装工事をやり直したので綺麗な建物になったなって感じはあるが、入口でのQRコードっていうのがよく分からず、試験に来た人たちが扉が開かず皆さん困ってたんはどうなんやろ。もう少し考えて欲しいですねぇ。

 この市民相談センターというのは東京会がやっている電話による相談で、その担当者を選ぶのに試験と面接が課される。その試験を受けたんやけど、個数問題が多く全部で10問の内たぶん半分もあっていないような気がする。この試験を受けたのが10時。で、面接が15時ってことで、一旦外出してまた戻ってということをやったため大変な目にあったっていうお話。面接自体は10分程度なんやけどね。なんか考えて欲しいよなぁ・・・。

補正あれこれ

 こんにちは。昨日は暑かったけど、今日は秋の様相ですね。雨が降りそうってこともあって歩くと蒸し暑いけど。

 今日は補正のお話。司法書士の申請を何件もやってると補正が入ることがたまにあります。抵当権の設定とか所有権の移転などで登記識別情報を使うケースがあります。受験生なら誰でも知ってると思うけど、昔は登記済証っていうアナログなハンコが押されたもの(権利証)を利用してた。これやったらそれ一式を申請書と一緒に提出するだけなんやけど、識別情報は暗号を入力する(電子申請の場合)必要がある。

 少し前の識別情報は黒いシールを剥がすっていう作業があって、これが劣化したシールの場合なかなか剥がれんのよ。強く削りすぎると暗号が書かれたところも破れてしまうし・・・。という問題があったがそれは別のお話。

 暗号を入力するとき、少し前までは小文字でもOKやったんやけど、最近どうも大文字で入力せなアカンみたいなんよ。いつも通り小文字のまま入力して申請してたら、後日法務局から電話が掛かってきて、建物と土地の識別情報を入れ替えて試してみたけどどうもうまくいかないから、もう一度見なおしして入力してくれとのこと。

 当然もう一度見なおししてみたけど、まった間違いが見当たらん。もしかしてってことで大文字で補正申請をやったところ、どうやらうまく通過できた。存じのようにキャピタルロックして大文字で入力するのは一手間掛かるからできればやりたくない・・・。小文字でも受け付けて欲しかったなぁ・・・。皆さんどうしてんやろ?そもそも小文字で入力したことないとか?

 補正の第2弾は、還付書類。法務局からの電話をビクビクしながら取ると、

「先生、承諾書煮付けた印鑑証明書は還付できませんよ」

「そうでした。還付不要でお願いします」

あ~あやってもた・・・。

9月になったけど

 こんにちは。先週金曜日から9月に入ってます。だんだん日も短くなってきてるし、今年も2/3終了したことになる。まだまだ暑いけどお彼岸まではあと少し。もう暫くの辛抱やね。その頃になってくると年末年始の話とか出てくるし、ホンマにあっという間やな。

 この7月に新宿西口広場で開催した街頭相談会の結果報告書ができてきたので、都庁と商工会議所へ月曜日持って行くことになってるが、少し涼しいとええんやけどなぁ。この該当相談階、来年から土地家屋調査士会が参加することになっており、どういう役割分担でお願いするのかなど決めていかねばならず、この調整と各士業団体への結果報告会までが今年度幹事団体である行政書士会のお役目なんで、まだ少し大変な日が続きそうです。

2023-09-03 | カテゴリー : 業務関係 | 投稿者 : hiro