独学で測量士補 平成30年度本試験26問取れたようです

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こんばんは。本日、測量士補の本試験に行ってきました。少し肌寒い日でしたが、試験を受けるために試験会場へ移動するだけにはちょうど良い天気です。

試験会場である駒場東大前に到着すると、高校生とおぼしき団体さんが引率の先生に引き連れられてあちこちに目立ちました。宅建のように各県に何ヶ所も試験会場があるわけでもなく、関東地方の試験会場は東京のみ。引率されて来ているってことは東京周辺にある工業高校の生徒さんなんでしょうか?東京まで泊まりがけで受験しに来ているのかもしれませんね。地方の受験生は大変です。

高校生の団体の合間を縫うように、「頑張ってください」のかけ声とともにチラシ配りをしている予備校の方がいらっしゃいました。貸金業務取扱主任のときには全くいなくて寂しかったのを思い出します。

ここで配られているチラシは「来年度で合格を目指せ!」みたいなことが書かれた予備校の宣伝であり、落ちることを前提にしているようで少し嫌な気もしますが、最後の方に「10分で確認するポイント」みたいなものが書かれているので、最近はこれを貰うのがとても好きなんですよね。嵩張るのが難点ですけど・・・。勿論チラシは貰いました。

高校生でいっぱいの中庭を抜けて受験会場である教室へ入ると、今度は打って変わっておじさん、おばさん受験生が目立ちます。はっきり言って測量士補を取得してどうするのか、なんでまたこの資格を受験しようとしているのか全く想像がつかない受験生です。もしかして土地家屋調査士受験生?たぶんそうなんでしょうね。

そうこうしているうちに1時半になり試験が始まりました。測量士補の模擬試験は受けていないし、ある年度の過去問を特に時間を計って解いたこともない。試験時間の3時間が長いのか短いのかすら分からない未体験ゾーンです。

とりあえずその他の試験同様に頭から順番に問題を処理していきましたが、少し過去問よりひねっているなって箇所があったし、最後の方には体積の計算が出題されていましたので、今年は難易度が少し高いのかなっていう感じを受けました。

因みに体積の問題を見たときの心の声は以下の通り。

「うわ、マジかよ!体積の計算って積分でやるんやよな?」

「積分の式たてれるのか俺?そもそもやりかた覚えてるのか?」

って感じで少し焦りました。でも立体図を描いてよく考えてみると、単純な角錐の体積やないですか!これって(底面積)x(高さ)x(1/3)です。ラッキーって感じですぐに計算に取りかかり、塗り絵(マークを塗りつぶすこと)の時間を除いて1時間20分程度で全28問を解き終えることができました。

いつもそうなんですが、僕は問題を解いている最中には塗り絵をせず、最後に見直しを終えてから塗り絵をしています。というのも、いったん塗りつぶしたら間違いに気づいても消す時間がもったいないし、消し残しが残っているとどうなるのか気になるからです。

最初の設問から見直しをしていたら、1時間40分ほど経過したところで最初に退出する受験生が出てきました。その後はポツポツと退出の受験生が続いていきます。

2時間10分くらい経過したところで見直しする事もなくなったのですが、予備校などの模擬試験と違って本試験では途中で退出できません。いや出来ることは出来るのですが、退出してしまうと試験問題を持ち帰ることが出来ないんですね。自己採点するためにはどうしても退出することは出来ません。

仕方なく、周りの受験生や試験監督をなんとなく観察することに費やしました。カンニングと受け取られないようになんとなく様子を伺うんですね。計算問題に手こずっているのか最後までカリカリと手を動かしている受験生が目立ちます。やはり計算問題は鬼門なんでしょう。隣のおばさんも同じところでずっと戦っていたように思えます。

試験終了後は「これから解答速報会あります!是非来てください」というような予備校もなく、帰宅する受験生の流れに乗って駒場東大前へ向かいました。やはり解答速報会はないのか・・・。

帰宅後、19時過ぎになってLECから解答速報が出ていましたので、早速答え合わせをしました。28問中26問正解だったので、マークミスでもない限り合格したと思われます。少しホッとしました。

以前このブログに書いたように、1回目の勉強時間18時間。見直し2回目約3時間の合計20時間少々でした。測量の知識はまったくゼロです。ゼロからスタートして過去問を演習した結果若干知識が増えたように思えますが、たぶん来週になると忘れていると思います。

計算問題に関しては四則演算と比の計算が主です。とはいうものの、体積や面積については辺の長さが提示されてなくてもどうせ比率の計算だから適当に長さを当てはめれば問題ないやっていうレベルの数学的バックボーンがないと厳しいかもしれません。実際、本試験での体積の計算なんかも、ピンとこなかったらまったくお手上げだったと思います。ということで、辺の長さが提示されていないから問題が解けないって思ってしまうレベルだとその問題は捨てた方がいいと思います。