増資の特需が来るんかなぁ?

 おはようございます。10月も半ばを過ぎて朝晩は寒いくらいになってきた。ようやく秋っぽい感じがしてきた。といっても例年通り、あっという間に冬になるんやろうな・・・。嫌やなぁ・・・。

 さて、今日は増資のお話。増資っていうのは株式会社とか合同会社の資本金を増やすことで、普通にその分のお金をつぎ込むことが必要になる。会社への貸付金を資本金に回したり、不動産を現物出資したりすることもできるが、現実的には現金の積み増し。

 で、これをやることの特需が来るってどういうことなん?ってことなんやけど、外国人が日本にある程度長期に滞在しようとすると何らかの在留資格がいるわけで、そのうちの一つとして会社を作って経営するためってのがある。このときの最低資本金が500万円やったんが、いろいろな経緯があってこの10月から3000万円に増加された。

 しかも一度会社を作ったら既得権が認められるかっていうとそうでもなく、3年間の猶予期間中に増資してねってことになったみたい。ということで、増資するか、会社を廃業する(別の在留資格を探す)ことになる。我々としてはどちらに転んでも仕事に直結するんやけど、できたら前向きの方がええよなぁ・・・。

猛暑も終わるかな

 こんばんは。9月に入って1週間経過。先週金曜日に台風による大雨でかなり気温が下がったが、まだ少しばかりの間、暑い日が続きそう。正直いって35度を超える猛暑は体がしんどい。吸い込む空気が熱すぎ。それが体中を駆け巡って体温を上げるからやろね。外から戻ってきたら暫くクーラーの前で体を冷やさんとどうにもならんわ。

 外国人の在留資格のなかで経営管理っていうのがある。今まで500万円出資することで取得要件をみたしていたが、この10月から3000万円に引き上げるという話が出てきている。要件が緩すぎておよそ経営する能力もないのに簡単に取得できていたっていうのが問題なんよね。ひどいのになるとやりたい事業というのもなく、何をしたらいいか適当に考えてくれっていうのもあって、さすがにそれはアカンやろと断ってきたが、そういった在留資格ありきの層がなくなってくれるんはうれしいね。

 そういうニュースが駆け巡っているのか、駆け込み需要というのが結構あって、問い合わせ対応に振り回されてる。会社設立して入管の審査があってっていう段階を踏むから、仮に500万出資で会社できたとしても無事に在留資格取得できるとは限らんねんけどね。駆け込んで間に合うって思うんやろうか?

みなし解散と継続

 おはようございます。ここ1週間ずっと暑い。昨日は日中37度まで上がったとか。予報を見ると今後しばらく同じような感じ。はぁ・・・。ということもあって今日は行政書士会新宿支部の暑気払いBBQ。新宿区役所裏のお店でやるらしい、屋内か思ってたんやけど、屋上とは・・・。昔の夏やったら夕方くらいになると秋の気配を感じたり風情があったんかも知れんけど、暑いやろなぁ。

 さて、今日はみなし解散と継続について。毎年この時期の少し前に、法務局からこのままいくとみなし解散になりそうやからなんとかしてっていう通知が来るんやけど、それを受けて司法書士に相談に来られる方がそれなりにいます。その場合は、役員を重任してもらうなりするんやけど、たまにほったらかしにしてしまう方がいるみたいです。すでに解散登記が入っているから、清算人を選任し、会社継続、そして役員の選任という流れになる。登録免許税も馬鹿にならんし、そのほか司法書士への費用もかかってくるしで踏んだり蹴ったりやと思う。

 この申請で継続を決め、新取締役を選任するにあたって総会の議事録がいるが、そこに押印する印鑑をどうするのかという問題がある。通常の総会の場合は、届出印を押印するんが普通なんやけど、この場合はその会社印を使用することができん。つまり、解散登記が入っている段階で役員のお役は終了することになるから、その届出印も無効ってこと。法務局から個人の実印をお願いって連絡がきてしまった。言われたらそうなんやけど・・・。

遺産分割はよく考えて!

 おはようございます。2月に入ってすでに1週間。日本海側では大雪が続いてるようで、結構東京でも冷え込んでます。

 さて、今日は遺産分割のお話。先日お話を伺った方には実の母親はなく、義理の母親と義理の兄弟がいるという家族構成でした。厳密にいうと家族やないけど・・・。ご自身が生まれてすぐに母が亡くなってしまったらしく、義母とはいえ、ほぼ実母のような関係やったそうです。その義母が数年前に亡くなり、義理の兄弟のみに遺産が行ってしまった。と、こういうお話です。

 30年ほど前に父親が亡くなったときに、父の遺産は全部義母へ渡したそうです。っていうことは何らかの形で遺産分割協議をやったということになります。遺産分割協議書にハンコを押した記憶ありませんかとお聞きしたら、「そんな記憶はあるけど、まさかこんなことになるとは・・・」と。

 その方にしたら、自分が生まれて物心ついたあたりからの母親で、父が亡くなったときに義母が全部相続することになんの疑問もなかったようです。この時点で専門家に相談すればよかったと言っても今になったら後の祭り。で、その義母が亡くなった。

 義母自身もよくわかってなくて、義理の子にも遺産は残るって思ってたとも考えられるんやけど、遺産相続に関する情報が氾濫しているこのご時世やからあんまりそれも考えられへん・・・。

 生前いくら義母に尽くしたとはいえ、養子縁組なんかの手続きもやってなければ義母からみたら単なる同居人。血は水よりも濃しっていうか、実子があったんやったらそっちへ残すよな・・・。ことで、その方には何の遺産も残らんかったそうです。

 だいたい何か事件が発生してから我々に相談されることがほとんどで、そうなってくるとできることは限られる。まずは「今のままやと将来問題が発生するかもしれへんな」、っていうことをいろんな方に認識して貰うことが必要やなって思うんよね。

1月も中旬になってしまった。

 おはようございます。一昨日辺りから急激に寒くなってて、また世間ではインフルエンザがはやってますね。今日から3連休ですがどこかへ出かける用事もなく、自宅と事務所をふらふらしている感じです。

 さて、ここ最近株式会社の設立が立て続けに受任してまして、久しぶりやなぁと思いながら公証役場の調整とかやってます。うち一つが茨城県の公証役場で、とても現地へ行くことは出来ないから電話による認証っていうのをやろうとしてます。基本は公証役場に出向いていってやるのと同じやけど、事前に委任状とかを郵送しておくことなど若干手続きの進め方が違ってますね。

 ところで株式会社設立時の資本金の振り込み。これ受験生の時は認証が終わってからって言われてたけど、最近はこだわらなくなってるみたい。通帳の各ページ契印もいらんし。会社設立を効率的にやらせるということの一環でそうなったんやろうけど、じゃあ今まではなんやったんやろ・・・。

 それにしても1年が経過するのが早い。早すぎるわ。なんとかならんかな・・・。

合同会社の設立書類

 おはようございます。昨日から急激に寒くなってます。首元がめっちゃ寒い。暖かいのは来年の春先まで待たんとアカンかな・・・?

 さて、今日は合同会社の設立に関する書類について。会社設立を受任することが結構ありますが、そのうち9割くらいが合同会社。ご存じのように株式会社と違って合同会社の場合は公証役場の認証がなく、手続き的にものすごく楽っていうのが選択される理由の一つな気がします。勿論登録免許税が安いってのもあるけど。

 株式会社では、本人確認に関する書類とか資本金の払い込みに関する書類がものすごく厳格に求められます。本人の印鑑証明書だとか、サイン証明書。資本金の払い込みは通帳のコピーとか。これ実際にお願いする側としては結構大変で、特に外国在住の人の場合は印鑑証明がないからサイン証明をとったりする必要があるし、払込の方も通帳のコピーをとってホチキス止めして契印をおしてっていう作業が発生する。これが合同会社になるとそもそもそんなものはなくても良い事になってる。押印しなくてもよい書類が多いし。なんというかザルになってる。

 勿論、我々としてはサイン証明なりを送ってもらうようにしているし、振込の方も厳密に確認するようにしているけど、それでもやはりどこかしらに甘えが発生してしまいそうなんよね・・・。

行政書士新宿支部主催で本人確認セミナーを開催します!

 おはようございます。12月に入ってもまるで10月のような気温が続いてます。今朝は昨日より少しだけ寒いかなって思ったけど日中は暖かくなりそう。夜からは結構冷え込んで明日はかなり寒いって予報になってんでようやく12月らしくなったって感じなんやろうか。

 さて、今日は行政書士新宿支部のセミナーが四谷地域センターで夕方6時から開催されます。本人確認セミナーということで、業務をするに当たっての本人確認を中心に具体的にどのように確認していくのかということをテーマにしてます。一旦締め切りましたが、席に余裕はあるので支部の方でご興味あれば是非ご検討ください。事業支援委員会の方へご連絡頂ければと思います。

宅建士と宅建業のつながり

 こんばんは。今日はずっと雨。だいぶん涼しくなってきてるけど湿度が高いんでエアコンつけんと気持ち悪いな。早く秋らしくなって欲しい・・・。

 ある不動産会社の専任取引士を関連会社の専任へシフトするという案件があって、昨日千葉県庁へ行ってきた。午後一で裁判所の期日が入ってたからホントは千葉県庁に9時頃到着するくらいの感じで動きたかったんやけど、どうしても電話で確認しとかんとアカンことがあって9時過ぎの出発になってしまった。

 専任の宅建士を登録するとき、まずその宅建士がその会社に勤めているっていう登録が必要。その登録なり変更なりがないと専任取引士として登録してもらえないことになってる。反対に専任から外れるときはまず会社から専任取引士を外し、宅建士個人の変更を届け出るという流れになる。

 個人の所属と会社の専任取引士の登録は連動しておらず、会社から専任取引士を外すのと、個人が所属する会社を変更するんと、どっちの作業を先にやってもええはず。ここでなにが問題になるかっていうと、万が一システム連動してて、先に専任取引士から外してもらって下さいって言われたら二度手間になってしまう。実は、前の会社が専任取引士から外してくれへんから新しい会社に登録できんっていう方がかつていらして、もしかして連動してんやろかと一抹の不安があったんよね。

 結論からいうと、やっぱり連動しておらずどちらを先にやっても良いことになってる。じゃあ先ほどの事例はなんやったんやろ。同じ都県内やったからなんやろか・・・。ご存じの方いたら教えて欲しいです・・・。

宅建業の更新と押印

 おはようございます。9月も半ばやというにまだまだ暑い。月初少し涼しいときがあったけど、暑さがぶり返してるみたい。とはいうものの、日陰に入ると割と涼しくて確実に秋に向かってるのがわかりますね。

 先週、宅建業の更新の手続きを受任しました。手続きを忘れてたらしく、連絡をもらったのは期限1週間前。宅建業の免許有効期限までは1ヶ月あるけど、審査期間を考慮して都庁では3ヶ月前から1ヶ月前の間に手続きをしてねって事になってる。

 慌てて写真を撮りにいったりしてました。5年前の更新時からしたら、事務所の配置の考え方と写真の撮影についての決まりが厳しくなってますね。またコロナの影響もあってか一部の手続きは郵送でもOKになってるし、押印も廃止されてる。申請書とか誓約書には押印しなくていいと。

 なんか気持ち悪いんで、委任状に会社印を押印してもらうときに一応申請書にも押印してもらっておいた。実際都庁に行ったとき、試しに押印してない書類と委任状を提出してみたところ、すんなりと受け取って受領印を押印。副本を返却してくれた。で、次から楽になるなぁと考えて事務所に戻ってきたら、都庁から連絡があり、

「申請書に行政書士の押印がいります。すでに受領印を押した書類に押印が必要やから印鑑を持ってきてね」って。

 なんでそのとき言ってくれへんねんと思いながらまた都庁へ出向いて押印した方の書類を提出。交換してくれると思ってたら、受領印を押した書類を作り直すことが出来ないらしく、2枚重ねってことで受け取ってもらった。

 押印不要になったって書いてたけど、なんで押印必要なんですかと聞いてみたら、本人申請の時は押印不要やけど、代理人が申請するときは行政書士の押印がいるとのこと。なんていうか、もう少し詳しく手引書に書いて欲しいよなぁ。

裁判所による取り扱いの違い

 おはようございます。今日は朝から雨。かなり遅く梅雨入りしたので、空梅雨かと思ってたけど結構降ってくれて一安心。いよいよ2週間後は司法書士の本試験。少しずつ受験者数が増えてきてるようです。

 司法書士の仕事の中で裁判所への提出書面の作成業務というのがあります。答弁書とか準備書面を書くお仕事です。そのなかで、うちの事務所で割と多いのが、認知調停の申立書作成。日本人やとそんなに問題ないんやけど、そんな簡単なご依頼があるわけもなく、外国人からのご依頼ばかり。行政書士のお仕事でつながりが出来た外国人があって、その内縁の夫が子供を認知したいというケース。

 このケースを結構何度もやってきたが、どうも裁判所によって取り扱いが違ってるみたい。実は、先週末、家裁書記官から連絡があり、方針をどうするのかについて裁判所の中で検討したが、兄弟で申立ててるうち、片方についてはどうも親子関係不存在でないと対応できないと。そうなると管轄が東京家裁になるそうで、そちらへ申立してくれないかと。他の裁判所のときは同じような事例でも問題なかったんやけど・・・。

 裁判所っていうよりも裁判官によってなんかな?家裁の中で裁判官同士で事例研究とかたまにはやるんやろうけど、取り扱いはやっぱり個々の裁判官によるような気がする。

 話がそれた。急遽父母ともに相談し、片方だけで取りあえず進めることになった。子供を認知するとその子は日本人の子となるし、その母親は日本人である子の母親となって日本に滞在することが可能になります。で、母親が日本に来ると、もう片方の子供も一緒にってことになる。結局は家族をなんとか日本に滞在させたいってのが最終目的なんで、一方の子が国籍を取得できなかったとしてもその状況が叶えればいいってことみたい。中学高校などもう少し先に国籍の問題がありそうな気もするんで、できたら少し遅れてでも東京家裁の方を進めたいなと個人的には思うんやけど、どうなんやろ。