おはようございます。昨日ようやく雨が上がったかと思ってたんやけど、今朝地面が濡れてるし・・・。どうなってんねやろ。
さて、今週は木曜日に久しぶりの調停期日が入っている以外は特に仕事がない。特に急ぎで仕事が入ってくれば別やけど、マンション管理士の勉強に時間を当てようと考えてる。
10月入って過去問集を引っ張り出してきて区分所有法からやり始めたんやけど、漸く復旧建替えのところまできたくらい。まだまだ標準管理規約とか大物が残ってとる・・・。昨年やったとはいえ、ほぼ半分くらいは忘れとるね。ノートや参考書を見て思い出しながらやってます。
いま丁度復旧と建替えのところに差し掛かっており、ここでは買取請求と売渡請求っていうそれぞれ反対方向の請求権が出てくる。混乱しやすくて出題されやすいポイントになってる。
誰から誰へ○○請求できるってのは表にしたり、文章にしたりして参考書やネットではこれ見よがしに説明されてるが、そのままやと僕には覚えられへん。すっと頭に入ってきて覚えれる人はええんやけど、僕はなんらかの理由がないと頭に入ってこん。なんでそういう方向の請求権になるんかっていう明確な理由が欲しいわけ。
解説も何もないからちょっと自分で考えてみた。
- 買取請求:大規模滅失からの復旧決議
- 売渡請求:建替え決議
まず、買取請求やけど、これ大規模滅失ってところがなんとなくポイントになりそう。どういうことかっていうと、大規模滅失の状態って半壊以上前回未満なわけで、住める部屋があってもいつ崩れるかわからん状況のためごく少数派。残りの人は外部の建物に避難している感じかな?
こういう状況において、復旧しませんかっていう声が上がってくる。住人の心理状況としてどうなるか?
- A:なんとかして復旧して戻りたい
- B:こっちに住んどうし、正直カネ掛けてまではもうええわ
特別決議(3/4以上)で復旧が決まる。
- A:買取指定者も決めたし、売って欲しいなぁ?
- B:え?マジで?正直邪魔くさいなぁ。権利買い取ってくれへんかな?
ここで問題になるんは、上記A。Aの方は売って欲しいなぁって思ってるはずなんよね。だったら売渡請求があってもええんやけど・・・。一つ考えれるんは、Bの方は離脱してしまっとるし、積極的に買い取って欲しいんかも知れんなってこと。
次に、売渡請求。こっちは建替え決議。どういう状況かっていうと、築古物件になってしまったとはいえ、まだまだ住める状況。でもいくつかの部屋は空き家状況になってる。
こういう状況で理事会なんかで、そろそろ建替えを検討せぇへん?ってなってくる。
- A:おカネ掛けてでも建て替えたいなぁ・・・
- B:敢えてなにもしたくない。カネもないから出て行けんし、そっとしてて欲しい・・・
建替え決議(4/5以上)で建替えが決まる。
- A:建替えも決まったし、売って欲しいなぁ?
- B:どうしたらええんやろ?
Bの心理として、買い取って欲しいっていうよりもおカネもないしどうしたらええんやろってのが強い様な気がする。まだまだ住み続けたいし、買い取ってくれって言うと、どっかアパート探さんとアカンしね。つまり積極的なAに対してBは消極的。だから売渡請求の方に振れるんやないかな。
結論として、残りたいBとすでに出てしまっているBの心理状態の違いがこの請求権の違いを分けてるんかもしれん。
どなたか詳しい方教えていただけると幸いです。