無料相談会でした

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おはようございます。今日も雨。4日連続。明日も天気悪いんやろうか・・・。

さて、昨日は高田馬場にある新宿区役所の出張所で恒例の無料相談会の相談員をやってました。高田馬場にある出張所は人通りも少なく、ただでさえ相談に来られる方が少ないが、昨日は天気が悪いにも関わらず2人相談に来られました。

しかもどちらともレアケースというか初めての相談内容でした。無料相談にこられるケースとしては、遺言相続か成年後見がほとんどなんです。昨日も1件目の方は相続は相続やったが、家庭裁判所の調停にも持ち込まれているような案件でした。

一般的な流れとして、相続人間で遺産分割の協議が整わない場合に家庭裁判所の調停に持ち込まれるという手順になってます。最初から調停に持ち込むこともできるけど、お金もかかるしなんだかなぁって思います。因みに調停費用はそんなにかかりません。

昨日のケースでは、故人の遺言書があったが、文面が1行と短く、しかもどうとでもとれる内容であったため、金融機関としても「はい、そうですか」とはならんかったようです。仕方なく本を見ながら遺産分割協議書を作ってみたが、微妙におかしくなってしまってる。どうにもならなくて調停に持ち込んだということでした。

その後、調停委員からいろいろな資料を請求されてしまい、どうしてよいか分からなくなって相談に来られたということでした。一連の資料を拝見し、流れをお聞きして、あぁこれはそうなるやろなって・・・。

まぁ調停に持ち込まれてるんで、行政書士として関与するというもんでもないんやけど、調停で必要な戸籍の取得なんかはお手伝いできることをお伝えしたくらいです。

お金を掛けたくないってことはよく分かるが、遺言書や遺産分割協議書の作成は専門家に相談されることをお勧めします。

もう一方の相談内容は消費問題でした。こっちもレアケース。だいたいにおいて弁護士マターなんやけど、内容証明郵便など行政書士の関与することができる分野を説明させていただきました。

この方とお話ししてて気付いたことがあって、それは何かっていうと、内容証明郵便なりを送ろうとするには相手先の住所がわからんとどうにもならんのやけど、世間では公的機関が宛先を突き止めてくれるもんやっていう誤解があるってこと。

民事訴訟で裁判所が証拠を集めてくれるはずっていう誤解に通じるものがあるなって思った。民事訴訟には宛先不明やったら公示送達っていう手段があるけど、その後に差し押さえなりするにはやっぱりどこの銀行に口座があるとか自分で調べんとアカンのよね。それは裁判所が代わりにやってくれるもんやないんよ。

今回も、宛先となる相手が、今どこに住んでるんかはご自身で調べるしかないわけ。住民票をきちんと移してくれてたらええんやけど、普通そういうことになる人が自分の居所なんかわからんようにするよな・・・。そうなってくると興信所に頼むしかないんやけどやっぱりお金かかるよね。