身内に多重債務者がいる!

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こんばんは。先週末に梅雨が明けて以降猛暑が続いている。出歩きたくない暑さやから少しはましになるか思われるが、相変わらず感染者は増えており、武漢肺炎は猛威を振るっている。

オリンピックもいつからスタートするのか知らんけど、もはや中止になることはなさそう。興味はとっくに無くなっているが、オリンピックのせいでさらに感染者数が伸びて、緊急事態宣言が延長されるのは勘弁して欲しいなぁ。

前置きが長くなってしまった。今日は多重債務のお話。先日、裁判所から通知が来たので、どうしたらいいか迷ってしまって電話をかけてこられた方がいる。時間が無かったので電話では詳細を聞けず、その後時間があるときに事前に検討しておこうと思って想像を巡らしてみた。娘さんが借金をしているとか、していたとか言ってたから、裁判所からの通知なら、まずは支払督促か、差押、仮差押ってところやろう。まさか民事訴訟は無いはずやしね。

実際にお会いして、裁判所からの通知を見せていただいたら差押の取下げ。3年ほど前に給与債権を差押えたが、なんとか回収できたので取下げたと考えるのが一番合理的な感じがする。いずれにしても悪い方向やないことをお伝えした。ただ他にも債権者がいるようなことを仰っていたので、遠くない将来に同じ様なことが起きるとも限らん。

多重債務者の対応をする場合、まずはなんに使っているのかを調べる必要がある。パチンコなんかのギャンブルとか酒、あるいは高価なものを欲しがるとかって先入観があるけど、一番大変なんは「生活費」。普通に生活していても足らんから借金してしまう。どのくらいの生活水準かわからんけど、他人から見ても贅沢していない感じやのに生活費が足らんから借金せざるを得ない。これはメッチャ大変なことや。一旦、借金をなくしても元に戻るんは目に見えとるからね。こういう場合は生活保護とセットに検討せんと生活の再建もままならん。

そしてもっとも重要なことは、やっぱり本人さんが生活を再建したいって思うこと。いくら周りがそう思ってても、本人が思わんとどうしようもない。いい年した人間やからね。いくら親兄弟といえどもそれは超えられんのよ。できることっていったら手を替え品を替え説明し説得することだけ。実はここが大変やなぁって思ってる。

2021-07-19 | カテゴリー : 業務関係 | 投稿者 : hiro