遺産分割の調停

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 こんばんは。今日は天皇陛下の誕生日。2月ってもともと短い月やけど、祝日が2回になってますます稼働日が少なくなってますね。個人的には6月とかに祝日があった方がええんやろうなぁって思うけど。

 昼頃早稲田大学理工学部の前を通ったら「試験中」って書かれた看板がいくつか掲げられてた。コロナ関係なく受験生は頑張ってんやろうね。

 司法書士や行政書士やってると遺産分割協議作成をお願いされることがままある。で、協議内容は決まっているから書面を書いてっていうのは少なくて、どっちかっていうと内容決まっていないんでまとめてっていうご依頼が多いような気がする。

 こういう場合、依頼者のお話をまとめて、他の相続人に意見を聞いていくっていうやり方をするんやけど、相続人によってはその案に対してクレームをつけてきたりすることがある。まぁクレームを受けて当初の案を出した相続人が妥協してくれたりして話が纏まったらええんやけど、纏まらなかい場合もあって、そういうときは話し合いでは決着がつかず遺産分割調停っていうことになってしまう。

 調停となってしまったら申立書を作成して裁判所に提出するんやけど、半数くらいに方は弁護士に依頼して全てやって貰っているような気がする。やっぱり裁判所に出頭するのはどうも気が引けるから弁護士にっていう方が多いんかな。

 家庭裁判所の調停委員をやってる個人的な印象やけど、やっぱり半数くらいの方は弁護士を立ててる。残り半数の方はご自身で出頭されているけど、書面は司法書士に依頼しているような感じもある。裁判所に提出する書類ってお作法があって、どういう書き方をすべきかっていうのがないようであるから、士業が作った書面かどうかは見たらだいたい分かる。

 今回、遺産分割協議書作成を依頼された方がいらっしゃるんやけど、相続人の一人に状況をお伝えしようと何度も連絡したがいっこうに連絡がつかず、不在者管理人をおくか、遺産分割調停を申し立てるしかないっていうところまで追い込まれている。

 ただ調停を申し立てたところで、裁判所もその相続人と連絡がつかず、何度かやりとりして結局審判移行になるんかなって考えると、最初から審判申立てた方がええんかなぁと思うんよね。いずれにしても司法書士はそもそも代理人にはなれんから、弁護士に依頼されるんが一番ええんやけど費用がね・・・。