無料相談会

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こんばんは。今日は高田馬場にある新宿区の戸塚出張所で、行政書士による無料相談の相談員をやってきました。最近は新型コロナの接種受付会場になっていたりして、無料相談会がスキップされることもあるみたいなんやけど、本日はいつも通りの開催でした。

今日も何名かの相談者がこられたんやけど、行政書士と司法書士を混乱されている方が多かった。どっちがどこまでできるんかっていうのが市民の目からは分かりにくいんよね。例えば、遺産分割協議書の作成。司法書士は相続財産に不動産が含まれてて、さらに不動産登記まで受任することになった場合には遺産分割協議書を作成できる。

このことからすると、原則は行政書士の分野なんやろうね。一般的に不動産が入っていると司法書士っていうのはよく知られているから、特に混乱はないんやろうけど・・・。会社の設立における定款の作成も原則は行政書士やと思う。司法書士もやって問題ないっていうことになってることからもそうなんやろう。

会社設立は最近ではネットで簡単に雛形をダウンロードできるから、行政書士が出てくる幕はどんどん無くなってきているみたいやけど、実際には電子定款認証という業務があるから今でも需要はあるような気がする。やっぱり個人でやるにはハードルが高いしね。

それはともかく、法務局も登記の雛形を結構準備してくれているが、やっぱりまだまだ少ないし、雛形通りに当てはまらない事例も結構多い。というか雛形に当てはまる事例って普通によくある一部の事例に過ぎん。一方で自分で何でもやりたい方にとっては、それを参考にしてなんとか費用を抑えようとされる。

それはそれでええんやけど、途中で詰まったからなんとかお願いしますってことになると、もはや手遅れやったりやり直しになったりと余計に時間と費用がかかってしまう事もあるんよね。法務局でも説明はしてくれることになってるけど、素人に説明するんはホントに骨が折れるし、何度もやりとりしていると本音では専門家にお願いして貰えたらなぁっていうケースも多いと思う。建前上口が裂けても言えんやろうけど・・・。

誰もが裁判は弁護士っていうイメージができているが、実は本人でやってもええわけで、実際に本人で戦っている方もごくたまにいらっしゃる。でも圧倒的に弁護士にお願いすると思う。手続き云々というよりも敗訴したくないからやろうね。

同じように登記にも勝ち負けというか、申請して却下されたりしたらもはや登記できんとか、あるいは却下されても審査料は取られるとか、こんな風になったりしたら専門家にお願いするよってなるんやろうなって妄想を膨らませたりしてます・・・。完全に妄想やな。