家事審判に移行!

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おはようございます。朝方は涼しくなってきて秋めいてきてます。6時過ぎると少し暑くなりますけど。

昨日は、調停委員の仕事があった。調停の仕事を始めて半年以上経ち、平均して毎週1回くらいは家庭裁判所に出頭している感じ。だいたい1件あたり調停は数回の期日で終了する。勿論、2回目で終了することもあれば、5回やっても終わらないこともあるけど、だいたいはどこかの時点で双方合意して調停調書というのを作成して終了する。でも昨日のは双方の合意が難しく、不成立となった。

不成立となった場合、本格的な家庭裁判所の審判に進む場合がある。審判となると、調停とは違ってどういう結果になるのかも100%断定することはできんし、裁判官が下した結論に従わなアカン。だからだいたいの場合はその前の調停段階で双方がちょっとずつ妥協して合意に至る。

まぁこういう流れが多いんやけど、昨日は不成立になってしまった。片方の当事者がまったく折れんかったから当然といえば当然なんやけど・・・。

ということで裁判官が両方の当事者に審判手続きの説明をすることになった。答弁書とか証拠の番号をどうするのとか、証拠説明書がどうのこうの・・・っていういわゆる民事訴訟手続きとか施行規則とかの説明やね。

今回は一方に代理人がついていて、もう一方は本人自身で調停活動をやっていた。代理人は弁護士の先生やから、審判手続きについても裁判官と問題なく会話が成り立ってたけど、素人の当事者はよくわからんやろうなって思いながら眺めてた。

お金があれば、弁護士を立てた方が勿論スムーズに事が運ぶが、お金をかけたくない当事者の場合は全部自分でやるしかない。裁判官もかなり丁寧に説明されてたけど、やっぱりハードル高いわぁって感じやった。

手続きだけやなくって、どこそこにターゲットを絞って証拠を提出するとか、どこまでは認めるとかそういう訴訟テクニックを持った弁護士とまったく持ってない素人。いくら裁判官がどちらの味方もできないってなってても、こら素人に分が悪いなって思う。書類作成だけでも司法書士に依頼した方がええんやけどなぁって思いながら裁判官の説明を横で聞いてた。