家庭裁判所 調停委員の研修終了

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こんばんは。今日はものすごい大雨でしたね。朝8時半頃自宅を出たときはそれほどではなかったんですが、お昼ぐらいから土砂降りでした。千葉の方は今回も大変な状況のようです・・・。

さて、10月3日から始まった家庭裁判所の研修ですが、今日で一応の区切りとなりました。今後は協会主催の研修と裁判所指定の定期的な研修があるようですが、とりあえずすべての研修が終わったことになります。

研修も終わったので少しほっとしていたいところですが、来月から司法書士の新人研修も始まりますし、来年度に向けての宅建士講義の打ち合わせも始まります。また個人的にマンション管理士の試験もありますので、なんやかんやと忙しい。

ただ家庭裁判所の調停についていえば、今後はご依頼があれば日程を調整して参加の可否を検討するという流れになるんで、今までのようにスケジュールびっちりということはなくなります。

ちょうど研修も終わったところなんで、10月3日から始まった研修について書いてみようと思います。


まず調停委員に任命されますと交付式というのに参加を促されます。年に2回4月と10月に行われるようで、今回の交付式は10月3日でした。集団面接を一緒に受けられた方の何名かも出席されていましたので、書類で落とされなければほぼ確実に調停委員に任命されるんやないでしょうか。

交付式というのは合格証書のようなものを代表の方が授与して貰う式典なんですが、特に恙なく執り行われ、その後は裁判所主催の座学が2日間執り行われます。スケジュールの中程には調停における書面の取り扱いとか調停室の見学などもありました。

2日目の講義が終わりますと、裁判所の手を離れて協会の方たち主催の説明会が執り行われます。この協会というのは任意加入団体ではありますが、PTAのようなもので加入しないと少し不利益を被るような感じを受けました。

個人的にこういうものってできれば強制加入にして欲しいなぁって思ってます。なんか任意っていわれたら参加したくはない。でも波風を立てたくない日本人としてはまぁいいかって具合に加入してしまいそうやからなんですね。会費も無料っていうことはなく、1月2000円くらいはかかるようなんで、出来れば不参加としたいんやけど加入してしまいました。途中で脱退とかできるんかな?


座学が終了した次の週からは調停の傍聴が始まります。2週間の中から都合の良い日を4日間選んで傍聴することになっています。僕は司法書士の口述試験があるかも知れんと思ってたんで、後半にシフトを集中させていました。

傍聴の様子について詳細は書けませんが、連続していろいろな方のお話を聞いているとどの人のお話やったっけ?って混乱しますね。現場の調停委員の方はうまくやられているようですごいなって思いました。

ところで、この傍聴の間は荷物をずっと持って歩かねばならないんですね。勿論、傍聴しているときは調停室に持ち込んでいいんですが、お昼休みがとても困るんです。地下1階にある食堂に行くにも荷物を持って移動せんとアカンのね。これがめっちゃ不便。調停委員の控え室には上着用のロッカーしかない・・・どないせぇっちゅうねん!

今後実際に調停に入るとまったく同じ状況になるのが目に見えているので、できれば午前か午後どちらかのみにしておきたいなって思ってしまいました。

傍聴4日間が終わりますと、次の週からまた座学が2日間行われます。この時期になると同期になる調停委員の方の顔をだいたい覚えてきます。男性の方はほとんどが引退された方か引退間近の方であり、そういうこともあってか男性の方が入れ替わりが激しいようです。

研修最後の日には何名の方には調停のご依頼のメールがあったりして、イヤでも本番モードに突入です。