家庭裁判所の調停委員

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おはようございます。今日は台風の当日で、朝から激しい雨が降っています。風はそれほど強くないようですが。

昨日、仕事帰りの夕方近所のスーパーにパンを買いに行ったんですが、まったく品物がありません。見事にありません。近所のコンビニも覗いてみたんやけど、こちらも全くありません。こんなの初めて見ました。

さて、この10月はいろいろなことがありました。先日書いたように司法書士の筆記試験に合格したのもありますが、家庭裁判所でも調停委員の研修が始まりました。因みに調停委員は公務員なんですが、誰でもなれますし、自分のお仕事も平行してやってもいいっていうちょっと特殊な公務員です。

今回は、この調停委員なるものにどうやってなるんかということについて書いてみようと思います。裁判所のウェブページには積極的に掲げられていないんですが、東京都行政書士会でも調停委員について年に2回ほど同会発行の会報に記載されていたりします。


応募書類提出(11月頃)

昨年(2018年)の11月頃なので、1年ほど前のことです。裁判所のウェブページをいくら検索しても応募についてのページが見当たりません。今どき珍しいんですが、ネットからはダウンロードできないみたいでした。仕方なく庶務課に電話したら、応募するための書類を送るので宛先を書いた封書を送ってくれとのこと。また年に2回締め切りがあり次回の締め切り期限は3月15日。でも事前に書類チェックをしたいんでできるだけ早めに送り返して欲しいとのこと。

集団面接(4月中旬)

調停委員に応募したこともすっかり忘れていた3月末、集団面接するから4月16日に出頭せよというような出頭命令書が届きました。期日は指定です。調整は不可能です。その日は東北地方で宅建の講師をする予定と重なっていたんですが、そんなことは個人的なこととされてしまうようです。

命令書に同封されていた書類には討論の議題が数個ほど記載されており、集団討論当日はそのうちのどれかが指定されるとのことでした。集団討論する中で傾聴できているのかをチェックするようなことも書かれていたようです。

集団討論では7名(やったかな?)が会議室に入りコの字型(というか鶴翼の陣のよう)に並べられた机に座ります。面接官の一人が議題を振ってきますので、それについて30分ほど討論をしてください、結論は出なくてもかまいませんというような趣旨の説明がありました。

討論が開始するといろいろな意見が出されて、それに対してどう考えるのかというようなことをお互いに話していたと思います。勿論、面接官がどの点をチェックしているのか分かりません。

当然短い時間で結論が出るわけもなく、時間が来てその日はおしまい。集団面接通過したかどうかも分かりませんが、普通に会話しているような感じやったんで、通過するときはそのグループのほぼほぼ全員が同時に通過するんやないかと思います。というか面接は形式的で、書類でかなり振るい落とされてるような気もします。


個別面接(5月下旬)

5月の連休明けになると、5月23日に個別面接をやるから出頭せよとの出頭命令書が送られてきました。当然ながら期日指定です。個別の仕事は調整しろってことですね。

個別面接の当日、庶務課へ立ち寄って期日で出頭した旨伝えたら10月の予定を空けておくようにって指示がありました。まだ合格したともなんともいえんのになぁって思いながらも、了解した旨伝えておいた。10月は研修で埋まってしまうみたいなことでしたが、まぁかなり先の予定なんで皆さん大丈夫なんでしょう。

個別面接はかなり圧迫面接の様相を呈していました。集団面接をしたのと同じ会議室に入ると面接官は5人、こちらは被告席に1人。正直めっちゃいややなって感じです。なんでそんなに居てはるん?

進行役の言われるがまま被告席に着席し面接が始まります。たぶん書記官の方が質問されていたかと思うんですが、聞かれたことは動機や経歴が中心です。また最後に賞罰ありますかって聞かれました。絶対に裏で調べはついてると思うので、スピード違反で捕まったことがあるとか、駐車違反もあったかなって正直に話しておきました。

9月になり、すっかり忘れた頃になって3度目の出頭命令が送達されてきました。10月3日の交付式とその後の研修に参加しろって内容です。10月の研修についてはまた別途書いてみたいと思います。