ユニオンバンク 口座凍結回避作戦!

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こんにちは。今日は少し毛色の変わったお話です。海外にある銀行口座の凍結を回避するお話です。

先月初め、米国カリフォルニアに本部があるユニオンバンクという銀行からエアメールが届きました。また更新の時期が来たんか、このくそ忙しい時にって感じです。

今までに何度か同様のレターを貰っていたので、内容は読まなくても分かっています。「なんらかの連絡がないとあなたの口座を停止します」みたいなことが連絡先とともに英文で書かれているんですね。

今までも連絡をしていたので、大体のやり方はわかるんですが、英語が流暢には喋れないのと、時差の関係もあってほったらかしにしていたんですね。その後忙しい日々を過ごすうちに、とうとう期限の3日前になってしまいました。

実はユニオンバンクの口座を作ったのはかなり以前なんです。その当時、三菱東京UFJ銀行の支店には「海外の銀行口座を作りませんか?三菱東京UFJ銀行がフォローしまっせ!」みたいなチラシが置かれていました。米国の証券会社に口座を持っていたのもあって、申し込んだんですね。

チラシを置いているくらいだから、手続きの流れとかも日本語でバッチリと完備されてました。しかし開設したのはいいのですが、その後ほとんど使わなくなり、また三菱東京UFJ銀行もこの業務から撤退したのか現在は支店にこのようなチラシは置かれていないような状況で、更新のたびにしんどい思いをするようになってしまいました。

話がそれました。

「やばい・・・このままやと凍結されてまう!」

もう猶予はありません!仕方なく今までのレターをひっくり返して、必要な情報を調べました。これ調べておかないと電話でいろいろ聞かれたときに焦るんですよね。単に「日本の○○です。口座凍結しんといてね(^_^)」だけで口座凍結回避できません。

必要な情報:
口座番号:10桁
PINコード:4桁
ATMカード番号:16桁
ZIPコード(米国の郵便番号):00000

この郵便番号は日本の7桁の郵便番号やないんですね。日本というか外国の場合は「00000」のようです。以前苦労しながら電話でやりとりしたときに教えて貰えました。

さて、ここまで準備してから時計を見ると日本時間で午前8時半。カリフォルニアは午後のティータイム!ちょうどいいあんばいです。これ結構重要です。忙しい時間帯はホント繋がらないんです。しかも現地が夕方くらいになるとオペレーターも帰宅したいだろうし・・・。

気合いを入れて電話を掛けました。電話番号は「001-010-1-714-985-2121」。レターに書かれている連絡先です。すぐに繋がりました。

その後、「なんとかの場合は5を押せとか」英語の自動案内が流れてきます。結構早口なんですが、自動案内なので相手に気を遣う必要がありません。日本人なので相手が生身だと、時間を費やさせていることにどうしても気が引けてしまうんですが、その点自動案内は電話料金さえ気にしなければ何度も何度も繰り返してリスニングの勉強をすることができます。

まぁお金がもったいないのでリスニングの勉強は途中で切り上げて、レターに書かれたとおり「9」をプッシュ。

音楽とともに簡単なメッセージが流れてきます。たぶんお待たせして申し訳ありませんって内容のメッセージが繰り返されてると思いますが、繋がるまでこれが結構長いんです。ずっと受話器を持ったままだとしんどいので、スピーカーに切り替えて受話器を放置。

1分ほど経過したところで男性オペレーター出現。

「Hello, may I help you?」と当然英語。

でも何度も経験しているので、これくらいへっちゃらで、

「I am calling from Japan, I’ve got a letter from you, saying…」とかなんとか喋って口座凍結を回避したいんやっていうことを伝えた。

ここから本人確認が始まります。結構ハードルが高いんですね。自分の言いたいことを喋るだけではなくて、相手の言う質問を聞いての「会話」が必要だからです。

最初は生年月日、日本の住所、郵便番号など想定範囲内ですし、このくらいは打ち返すことはできます。ですがその後によく分からない質問が・・・。専門用語なのかよく分からない・・・。

埒があかんと思ったのか、ちょっと待っててと言われまた最初の音楽付きメッセージが流れてくる。

スピーカーに切り替えて1分ほどすると、「こんにちは」っていう日本女性のお声が。おぉ!

先ほどの質問内容は、直近で入出金されていないが、口座に入っている金額を確認した時点とそのときのだいたいの金額はどうだったかを確認したかったらしい。そんな込み入った英語分かるかいや。文章で示してくれたらまだしも・・・。

それにしても日本人がおるんかいや、それやったら最初からそちらの連絡先を書いておけよー!でももしかしたら日本人スタッフが少なくて連絡先を書いたらえらいことになるんかな?ってちょっと心配になったりして。

女性に代わってからも、まだまだ質問が続きます。どこの銀行を経由して口座を開設しましたか?ってものです。英語で聞かれてたらたぶんわからんわ。今は東京が外れてしまって三菱UFJ銀行○○支店ですって答えたけど、当時は三菱東京UFJだったか東京三菱UFJだったか忘れていますし。

そんなこんなで本人確認終了。あぁしんど。

「この後、自動音声が流れますのでPINコードをプッシュ入力してください。電話口では話さないでください。」と言われて、また先ほどの音楽が流れます。

ここで準備していた4桁をプッシュしますが、無反応。というか音楽が流れ続けてます。

おいおい、どうしたねん、回線が切れてもたんか?

と思っていると、ようやくPINコードを入力してくださいという音声が流れてきました。そうやった前回もこんな感じやった。と思い出しました。

4桁をもう一度入力すると、音楽が止まって「確認が取れました」と先ほどの女性のお声。

これで無事に口座凍結回避終了です。

ホッとしているところに、「他にご質問はありますか?」ときたので、

「ATMカードの更新時期が来月に迫ってきているんですが、カードって必要ですか?」っていうアホな質問をしてしまいました。

そんなのオペレーターに聞いてどないせぇっちゅうねん!って思い返して、「更新をお願いできますか?」

「分かりました。今のカードは失効して新しいカードの発行に取りかかります。3週間しても届かないようならもう一度連絡してください。」って感じで電話終了です。

通話時間を見ると14分と少しでした。1分44円。15分で660円です。口座維持するために1年半に1度電話するするよりも、凍結される少し前にゆうちょで引き出した方が得かもしれません。というか最初から日本人に連絡していた方がもう少し時間短縮になるかも。次からは「japanese operator please!」で行こう。

(2018年6月13日追記)

同社から新しいATMカードが送られてきました。素早い対応です。

さて、今回のカードからはチップが入っているようです。それはともかく16桁の番号下8桁が変わっていました。クレジットカードなどは16桁の番号は変わらないのですが、ユニオンバンクのATMカードはそうやないんですね。

2018-06-05 | カテゴリー : その他 | 投稿者 : hiro